「基町資料室おしゃべりサロン」は、基町プロジェクトが運営している基町資料室で、昔の懐かしい写真や地図を見ながら、基町にお住まいのみなさん、基町にお住まいだったみなさんに、ご自身の思い出を語っていただく交流会です。
本日は広島県内出身の、30代の3名の方にご参加いただきました。
「お母さんが広島市内で育ったので、基町の話も少し聞いたことがあります。でも、『あまり近寄ってはいけない』とお父さん（祖父）から言われていたそうです。」
と、昔の写真を見ながらお話いただきましたが、写真の説明文を読みながら、「お母さんも同じこと言ってたような気がする！」と言うお声も。
基町地区は市内の中心地で、大きなデパートや官公庁のある商業エリアでもあります。市内在住者も基町の懐かしい風景やエピソードにはいくつもの共通点があるようですね！
未来を指向して設計されたアパート
基町資料室の中心でありメインコンテンツでもある大きな全体模型は、2013年に広島大学の学生さん（当時）が制作されました。
NHKドラマで基町アパートを舞台にした物語が放送されましたが、その小道具として作られたのだと当時の制作者の方にお聞きしました。
基町小学校でしばらく展示されていたそうですが、基町プロジェクトで資料室を作ることになったことを校長先生にお話すると、「この模型はいりますか？」とお譲りいただき、現在資料室に設置することになりました。
そんな展示物の話をしながらも、やはり模型は話が弾む装置。
「なんだか宇宙船みたいなデザインですね！そのまま街ごと宇宙に行けそう。」
と言う面白い発想が飛び出しました！
高層アパートに興味があり、町内会の呼び方が『コア』と言うことや、商店のある基町ショッピングセンターのある『人工地盤』によって土地が立体的に活用されていることなど、アパートの特徴を楽しく知っていただきました。
「屋上を歩いてみたい。見学はできるんですか？」
スタッフ「実は住民の方以外は自由に立ち入りできないんです。毎年11月のたてものがたりフェスタで見学会を実施しています」
あっという間に時間は過ぎ、今日のご感想を伺ってみました。
「資料室の写真を見て、母から聞いたことのあるエピソードが『本当だったんだ』と繋がった。また話を聞きたいと思ったし、資料室にも、母やおばあちゃんと一緒に来たらもっといろんな話が出るかもしれないと思いました。」
「スタッフとしても基町に関わっていますが、資料室をゆっくり見たことで、改めて基町を知ることができました。」
おしゃべりサロンについて
開催は、毎月第一土曜日、14時〜15時です。
65歳以上の方はいきいきポイント手帳をお持ちください。65歳以下の方もぜひどうぞ！
アパートが建つ前の懐かしい基町をご存じの方も、基町のことを知りたい・調べたい方も大歓迎！みんなで楽しくおしゃべりしませんか？
次回開催日：2023年2月4日（土）
時 間：14:00~15:00
場 所：基町資料室（基町プロジェクト活動拠点M98向かい）
対 象：どなたでも（予約不要、定員5名程度）
参 加 方 法 ：直接、基町資料室へお越しください。
車イスでお越しの方は事前にお問合せください。（会場入り口に段差がございます）
お 問 合 せ ： 基町プロジェクト（基町郵便局2つとなり。基町16-17-2-103）
082-555-8250 （11:00~18:00、月・火はお休み）