金属の板材をレーザーカットされている企業にご協力いただいて、敷地の造形試作を行いました。
今回、鉄板黒皮(500×500㎜、厚さ1.6㎜)を、レーザーカットしています。
完成動画です。綺麗にはまりました。
インクジェットプリントした国土地理院の基盤地図です。今回、基町プロジェクトの拠点M98が入居する市営基町アパート17号棟周辺のデータをカットしてもらいました。
こんな感じで、500×500㎜のサイズの正方形の中に、必要なパスだけ残るように整理しました。繋がっていないパスを繋げたり、重なってるパスを消したり、地味な作業です。
作業の流れとしては、「基盤地図ビューア」から書き出したPDFを、Adobe Illustratorで編集し、DXFファイルでエクスポートしました。
レーザー彫刻された鉄板です。レーザーの直径があり、その幅分だけ材が吹き飛ばされてなくなります。なので、必要なパーツの方のサイズが正しくなるよう、不要なパーツの方に、ちょっとだけパスをオフセットする必要があります。
こちらがカットした鉄板。先ほどのレーザー彫刻したものとは、別の板です。
レーザー彫刻した板に、カットした板(車道のパーツ)を重ねてみました。
さらに、3Dプリントした17号棟の建っている敷地(広島県広島市中区基町16-17)をはめてみました。ピッタリです。なお、白い敷地部分は厚さ10㎜で作っているので、かなり出っぱってます。
敷地の色の検討のため、灰色のフィラメントでもプリントしようとしたのですが、印刷開始して帰宅したところ、夜中にMacOSの自動アップデートが始まったためか(関係ないかもしれないけど)、プリントが途中で止まってしまいました。途中までプリントされた造形物を、穴あき鉄板にはめてみたところ、ちょっときついけどピッタリハマりました。なお、車道の下にある小さなキューブは、車道を底上げするための仮のものです。
今回の実験を経て、車道部分は、鉄板で作るのがカッコ良さそうです。鉄板は錆びるので、クリアのスプレーで保護膜を作る必要があります。マットが似合いそうです。敷地部分は3Dプリントではなくて、木質も試してみて決めたいと思います。