「基町資料室おしゃべりサロン」は、基町プロジェクトが運営している基町資料室で、昔の懐かしい写真や地図を見ながら、基町にお住まいのみなさん、基町にお住まいだったみなさんに、ご自身の思い出を語っていただく交流会です。
本日は8名の地区住民の方々にご参加いただきました。
まずは、はじめて資料室を訪れた方がほとんどだったので、思い思いに、資料室を見学していただきました。
居住歴は様々ですが、話に花が咲く咲く!
「懐かしいね〜」の声があちこちから聞こえてきました。
設計者である大高正人(おおたか・まさと)氏の説明を見て、
「基町アパートつくった人ってこんな人なのね〜」
という声も。
住んでいても(住んでいるからこそ?)なぜ・どのように・誰がつくったのかを考えることってなかなかないですよね。
住民である皆さんに、学生たちがつくった資料を最後までじっくり見て、改めてアパートのことを知っていただきました!
今回のおしゃべりのテーマは「商店」です。
参加者の皆さんに、パネルにして展示をしたり、大きく印刷した商店の写真を見ていただきました。
スタッフ「今みているのはどんな写真ですか?みなさんにも見せていただけますか?」
「これは何の商店かね?お店の奥に何か並んどるね。屋根に名前が書いてあるけどよく見えないわね。」
「私は17号棟(基町プロジェクト拠点のある建物)の写真を見ています。17号棟の、中央公園側の角地に喫茶店があったんよね」
「確か『夕焼け』って言ったかね」
「当時の喫茶店はモーニングが250円とか、100円とか」
「タクシーの初乗りで80円じゃった」
昔はどこで買い物をしていましたか?
「ショッピングセンターと生協センター。昔はほんまに祭りのように賑やかじゃったよ」
「(ショッピングセンターの写真を見ながら)靴屋さんもあったし、本屋さんもあったねえ。『スガノ書店』じゃったんかな?」
「ここ(基町資料室)の反対側は酒屋じゃったよ。隣は宝石・時計屋さんで。ここ(資料室)は・・・なんじゃったかな?忘れた(笑)」
「買い物は『マルシン』に行きよった。安かったのよ〜。みささ橋の、今新しいマンションが建っとる所にあったビルに入っとったよ。よく行きよったけどね」
「『灰塚医院』の隣にある『ヤマシゲ』、これは食堂じゃった。うちは母がお好み焼きをやりよったけど、どこだったんかな?」
商店の話から当時の生活をどんどんと思い出され、資料室に飾っている地図で記憶をたどってご自分の生家を見つけられた方もいました!
あっという間に時間は過ぎ、今日のご感想を伺ってみました。
「資料室、すごく良かった。特に入口の映像で、設計者の顔が見れたのが良かったよ。」
「本当に昔の頃からいた訳じゃないけど、それでも懐かしかったよ。」
「模型が良くできとるね。頑張ってつくったね。」
「別の地域に住んでいたけど、火事にあって、(当時の基町の)県営アパートに引っ越してきました。2~3年ほど転勤で広島を離れて、その後戻ってきたら、すごく大きなアパートが建ってて全く違う町かと思ってびっくりしたのを思い出した。」
「懐かしくて涙が出そう。20代の頃に来て紙屋町に仕事に出ていたし、子どもも基町でずっと基町幼稚園・小学校と通わせて今は大きくなって結婚したけど、子育てと仕事で全然町を見てはいなかった。今こうしてじっくり写真を見せてもらって、当時を思い出しました。」
「懐かしかった。自分の家が見つかるとは思わなかった!」
「(年代ごとに並べた航空写真の、町の移り変わりを見て)人間ってやることがすごいね。」
おしゃべりサロンについて
開催は、毎月第一土曜日、14時〜15時です。
65歳以上の方はいきいきポイント手帳をお持ちください。65歳以下の方もぜひどうぞ!
アパートが建つ前の懐かしい基町をご存じの方も、基町のことを知りたい・調べたい方も大歓迎!みんなで楽しくおしゃべりしませんか?
次回開催日:2023年1月7日(土)
時 間:14:00~15:00
場 所:基町資料室(基町プロジェクト活動拠点M98向かい)
対 象:どなたでも(予約不要、定員5名程度)
参 加 方 法 :直接、基町資料室へお越しください。
車イスでお越しの方は事前にお問合せください。(会場入り口に段差がございます)
お 問 合 せ : 基町プロジェクト(基町郵便局2つとなり。基町16-17-2-103)
082-555-8250 (11:00~18:00、月・火はお休み)