「基町資料室おしゃべりサロン」は、基町プロジェクトが運営している基町資料室で、昔の懐かしい写真や地図を見ながら、基町にお住まいのみなさん、基町にお住まいだったみなさんに、ご自身の思い出を語っていただく交流会です。
今回は、基町包括支援センターの職員さんが地域内でおこなっている「いきいき百歳体操」の宣伝に来てくださいました。
基町住宅地区の高齢化率(65歳以上の方が住んでいる確率)は50%近くだそうです!おひとりで暮らしている方も多いのだとか。
「地域包括支援センター」は、通常3つの小学校区に1つ設置しているそうですが、基町住宅地区はその高齢化率の高さから、1学区内に基町専用の拠点が設置されています。
地域の色んな場所で体操を行うことで、お互いに顔を見合わせて健康を確認しあったり、他愛のない会話で絆を深めたり。運動不足の解消や小さな怪我の防止だけでなく、地域の安心をつくる大事な取り組みなのですね。
そのほか参加者には、
「基町幼稚園に子どもが通っています。基町のことが気になってきたので参加しました」
「小学2年生です。基町のことが知りたくて来ました。よろしくお願いします」
と、幅広い世代の交流となりました。
おしゃべりの一部をご紹介
参加者A「応急住宅からの立退で高層アパートに引っ越しました。立退で移住してきた人が多い棟と、高層アパートが出来立ての時に公募で入った人が多い棟がありますよ。」
参加者B「大きなアパートなので作るのに時間がかかり、完成した年が違うからかもしれませんね。」
参加者C「Aさんはいつから基町に住んでいるんですか?」
参加者A「いつからだったかなあ。結婚してからだから・・・もう何十年前かな。夫が基町で店をしていて、当時仕事に勤めていたからそこへ食べにいっていました。1人で営んでいて大変そうだったので、お皿洗いを手伝うようになりました。そして結婚して、本格的にお店を手伝うようになりました。」
参加者C「原爆の時はどちらにいらっしゃったんですか?」
参加者A「市外にいました。元々は別の地域の出身で、基町へ来たのはもっと後です。両親が『広島の方に大きな雲ができよった』と言っていた気がします。私は直接見ていないからわかりませんでした。」
スタッフ「Aさんのお店は何時から何時まで営業されていましたか?」
参加者A「4時に仕入れをして、5時から開店。球場の近くで店をしていたので、カープの試合がある日はお客さんがたくさんくるから、4時に店を開けていました。もっと試合があれば良いのにと言っていましたよ(笑)。アパートに引っ越してからはベランダから市民球場のスコアボードが見えていました。応援席も見えました。」
話題は変わり、資料室の模型の話に・・・
参加者C「この模型はなぜ造られたんですか?」
スタッフ「元々は、数年前にNHKで放送された基町アパートが舞台のドラマの小道具として、広島大学の学生が作ったものでした。基町小学校に寄贈されたそうなのですが、私たちが2020年に基町資料室を作ると校長先生に話をしたら、『こんな模型があるよ』と譲っていただいたんです。」
参加者B「基町小学校はプールが地下にあるんですよね」
参加者D「ここ(基町幼稚園)にもプールみたいなのがある」
参加者C「幼稚園では園庭にビニールプールを広げて入っていたような・・・」
スタッフ「今は使っていないんですかね?日陰がなくて暑いからですかね?気になりますね!」
基町幼稚園の屋上プールに入ったことのある方がいらっしゃいましたら、ぜひ基町プロジェクトまで、当時の思い出をお寄せください。
以上、今回のおしゃべりサロンは終了です。
おしゃべりサロンについて
開催は、毎月第一土曜日、14時〜15時です。
65歳以上の方はいきいきポイント手帳をお持ちください。65歳以下の方もぜひどうぞ!
アパートが建つ前の懐かしい基町をご存じの方も、基町のことを知りたい・調べたい方も大歓迎!みんなで楽しくおしゃべりしませんか?
次回開催日:2022年10月1日(土)
内 容:基町の公衆浴場を覚えていますか?「基町温泉」「平和湯」「あけぼの湯」
時 間:14:00~15:00
場 所:基町資料室(基町プロジェクト活動拠点M98向かい)
対 象:どなたでも(予約不要、定員5名程度)
参 加 方 法 :直接、基町資料室へお越しください。
車イスでお越しの方は事前にお問合せください。(会場入り口に段差がございます)
お 問 合 せ : 基町プロジェクト(基町郵便局2つとなり。基町16-17-2-103)
082-555-8250 (11:00~18:00、月・火はお休み)